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2007年12月15日 (土)

『いい人になる方法』ニック・ホーンビィ

いい人になる方法 (新潮文庫) いい人になる方法 (新潮文庫)

著者:ニック ホーンビィ
販売元:新潮社
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73冊目
原題「HOW TO BE GOOD」
当然ながら、いい人になるためのハウツー本ではない。
しかし本当の「いい人」「いいこと」とは何かも考えさせる。

ひらがなが多いし、心情を表す文が多く、女性一人称で書かれているので
なんとなくすらっと読んでしまうが、今のは何の意味?
と前に戻ってしまうことも多かった。
主人公は自分がいい人だと思っている医者。
その夫は皮肉と怒りが売りだったが、あるときから急に「いい人」になってしまう。
で、戸惑う自称「いい人」
しかし、本当に「いいひと」とは「善」とは何なのか、
結局皆完璧ないい人にはなりきれないのだ。

ウィットをはさみつつ、シニカルに中流の家族・夫婦について語る。
どたばたテレビドラマのようでもあり、あちこちにきらめく言葉も警鐘も配置される。
人はどこまでいい人になれるのか、なれないのか。

面白かったのかどうかはなかなか難しい。
主人公ケイティの心や行く道がはっきりと定まっていないようで、
ゆれているせいなのかもしれない。
読んだあとも気分が定まらないのだ。

「アバウト・ア・ボーイ」「ハイ・フェデリィティ」の作者でもある。

内容(「BOOK」データベースより)
「いい人」を自認する医師ケイティ。ふと浮気した彼女は、ふと夫に離婚を持ちかける。夫のデイヴィッドは怒れる毒舌コラムニスト。ところが離婚話を契機に、加速度的に「いい人」と化してゆく。自宅に癒し手を住まわせ、子供のおもちゃを施設に寄付し、ご近所に呼びかけてホームレスに部屋を提供する―翻弄される一家を通して現代の“善”をシニカルに問う英国No.1ベストセラー。

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