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2007年8月14日 (火)

ペルセウス座流星群と『カナスピカ』

私は空が好きだ。
8月13日最大!とニュースにあった。ペルセウス座流星群
息子2が帰って来ることでもあり、どこかに見に行くかな。ふと思う。
この流星には時期もちょうど良く、いくつも思い出がある。
福島の田舎の庭で、キャンプ場で、旅先で。

B0400s その中でも最大な思い出が富山の海岸でキャンプ中に見たもの。
黒部あたりの海岸沿いでキャンプ。
釣りをし、水遊びをし、
私はそんなみんなを見ながら椅子に座ってコーヒーを飲む。
至福のときだ。

松林の前は海。
夜食事を終え、お風呂にも入って
海辺にみんなで寝転んで流星を待つ。
海の向こうには能登半島の明かりが黒い海を縁取っている。
大きな空にそれはそれは大きな流星が流れる。
時にはばりっと音も聞こえたような。
右から左にシャーっと走ったかと思うと、今度は上から下へ。
何しろ空が大きいから大きい流れ星は見落とさない。

プラチナのような白い光を放つもの、オレンジの燃えるような大きな光のもの。
忘れられちゃったような小さな光のまで
いくつ見たろうか。

あのキャンプは楽しかったなあ。
今でもよく思い出話に出てくる。
 
結局、昨晩はどこに見に行くもせず二人でワインを飲んで、
帰ってきた夫の声で目を覚まし、
何度も外に見に出たが、明るいなあ、この辺は。
最後2時ごろには雲が出て見られなかった。残念!

美ヶ原の空はきれいだよ、そういう息子の言葉に「よしっ!」とおもった。
そんなときに読んだ本。新着本の中にあった。

カナスピカ カナスピカ

著者:秋田 禎信
販売元:講談社
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2007,6  46冊目

<著者・秋田禎信コメント>
なんか昔から、わりと普通にカナスピカはいるような気がしてます。
もちろん宇宙人の作った人口衛星は(多分)実在しないでしょうけれど。物を考える時、頭の周りをぐるーりと他人事のように回転しながら「今はそんなことを考えてるんだね。でも、本当にそう? それだけでいい?」なんてことを言われてる気がします。
基本的に厄介な茶々入れだから、頭が硬くなってる時はつい無視しそうになる。でもちゃんと聞き入れれられば便利なもんで、おかげで別のことを考えたり、新しいこと探すために外に出ようって気にもなれます。
そんなものが本来、人の頭の上には飛んでる気がするわけです。

意外と気づかないものだけど、見上げれば実はそこにいる。気づいたからってそんな偉くはなれないけど、気づかないことには始まらない、当たり前のこと。
見上げれば空があるっていうくらい当たり前で、町にはたくさん人がいるっていうくらい当たり前で、子供が子供であるっていうくらい当たり前で、それでも子供は大人になるっていうくらい当たり前で、空の上には誰かが飛んでいて地上を眺めてるんじゃないかっていうくらい当たり前の。
ぼくがかつて見上げた空をここに書いたので、あなたが昔見た、あるいは今見ている空と同じだと感じてもらえたら嬉しい。
そんなつもりで書いたお話です。


途中までは文章もどうなんでしょう、
普通の良くあるファンタジー少年少女小説、と思ったが、
読後感は「空を見上げるとそこに私を見ている誰かがいる。」
っていう気にさせる、さわやかな本であった。
作者の伝えたいことはわかった。
人は皆どこかでそういうもの、ひとに出会っているのかも。
自分を客観的に見る目。
忘れないようにしよう。


「空がある。加奈はいつだって空を見られる。そのどこかにカナスピカがいるし、カナスピカはいつだって加奈のいるこの星をみてるのだ。」
「加奈が空を見上げる割合は格段に上がった。随分と長くかかったけど、これはそれだけの話なんだ。」
私はもっとふえる?

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