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2007年7月の17件の記事

2007年7月30日 (月)

富士山にふられたおじ

200772130_052 日曜日午前早く娘はまごっちと帰っていった。(足掛け10日の滞在であった。)
その後すぐ車で出かける。
九州から父方のおじが来るのだ。

駅に迎えにいき、父の墓参りをすませ、
河口湖へ行く。
前回おじ夫婦と行ったときは富士山が見えなかったので再挑戦である。
しかし、天気予報は雨。
ホテルに入るまで雨には降られなかったが、
富士山の真正面のホテルも惜しく
残念ながら今回もふられた。
残念だったね、おじさん、秋にまた来てね,と話す。
温泉に入り、話し、一泊して新横浜から帰っていった。

父の弟で母と同じ84歳
いっそう父に似てきている。
夫など「おとうさん」と何度か言いかけていた。
父にしていたようにお風呂で背中も流し、
「お父さんもきっと喜んでくれてるね。」と話す。

おじの話すバリバリの肥後弁は福島生まれの夫には全部理解はできないようだ。
そう言う私も何とか前後をつなげて想像力で理解している。
「さらっせんじゃけん、だども、こまかぁことしよるけん、よかろーいいよるだども」
みたいな話。
よくわからないのだが、なんだか楽しい。
尊敬の「られ」が多い気がしていいなあと思う。
Pdrm0002_1
どうぞ また元気で来てくださいね。
こんな富士山が見えるときに。(去年の3月

それまでお互い元気にいましょう、
と同じ年の母は言っていた。

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2007年7月28日 (土)

『ハリーポッターと謎のプリンス』

51vpbx8hb5l ハリーポッターの第6巻である。2006.6 
41,42冊目

5巻を読んだとき、「もういいか」って思ってしまった。

しかし
7巻で終了と聞けば6巻も読まずばなるまい。
ということで、遅ればせながらリクエストした。
ちょうど最終巻が海外で発売されたところだ。

大事なものは愛!がメッセージ

少年から大人らしくなった仲間たち。
ただ16歳が大人なのかどうなのか。
中途半端な時代であるからこそ話はつながる。
小船の話などハリーは大人ではないから乗れた?

ともあれ
雄雄しくハリーは最終巻へと旅立ち、突き進むのだ。
そういうわけで(どういうわけ?)おもしろかった。

日本ではいつ出版されるのかな?待っていますよ。

1人保育園のわたしは眠るまごっちの横で、重い本を抱え、
何度となくまぶたを閉じ、本を落としつつ
やっと読みおえた。

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2007年7月27日 (金)

水疱瘡疑惑!?

200772126_071 1人保育園状態もかわいいけど結構大変で、
水曜日は実家に行き、母と二人で。
いないいないばあ、から音楽にあわせてのダンスに
パチパチ拍手にたっち、と
一通りおばあちゃんにも(ひいばあちゃんか)見せまして、
まったく最初からひいばあちゃんにも親しんでおりました。

帰った夜お風呂から娘の叫び声?
「おかあさん、これなーに?」
すっ飛んでいけば、肩にポチンとゴマ粒大
触ってみると水ぶくれの感触
「え!水疱瘡?」
あわててネットで調べたり、よくみると顔にもひとつ赤い点。

たいへんだぁぁぁぁ
ってなわけで翌日私が小児科へ連れて行くことに。
あいにくの木曜日、休みが多い。近くもお休みなのでタクシーを呼び駅のそばへ。

200772126_006 待たされたらいけないと、
おもちゃにオムツにビスケットにミルクにといっぱいに詰め込んで、
混んでいるかと思ったらすいていた。

入ったとたんに思い出す。
「わー保険証わすれたぁぁぁ」(相変わらずの・・・である)
タクシーは帰っていったし・・・

とりあえず正規の料金で払い、後で返還ということで
見てもらう、思わず「おいくらですか?」「5500円です。」よかった、財布にあった。
「水疱瘡ではないかと。」
女医さんいわく
「予防注射もしていないのならこんなに少ない水疱瘡はありません。
これだけではわかりませんね。明日になってたくさん出てきたら見せに来てください。」
風邪薬をもらってまたタクシーで帰る。
幾度となくおなかをめくり捜してみるが
今朝まで変化なし。
幻の水疱瘡だった、ようだ。

親は1歳になったら予防注射するといっていました。
それがいいかもね。
もうすぐ1歳の記念すべき誕生日だものね。

ともあれ
共働きの親にはいざというときの心構えの用意が少しできたようで、
これはこれでよかったかな。

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2007年7月24日 (火)

いないいないばぁ

200771921_128 なんのことはない
今週末も母親がこっちにいる用事があったので
まごっちは一週間我が家に。
娘は2時間以上かけて職場に通っている。

それでも
気分的にはいいのかなあ。

そんなことより驚く子供の成長
半年前、3ヶ月前とも大違い。
本を持ってきて「読んで!」という感じ。「いないいないばあ」
200771921_126じっと見つめて、なんでもまねをし、やってみる、いってみる。
自分でも「いないいないばあ」もどきをいいながら、やっている。
いないいない、のときも目ではなく耳の辺りを押さえてはいるが。

こんなときだから
周囲の言葉使いも大事なのだなあ。

音楽をかければ踊りだし、ニコニコ笑顔を見て、私は思う。
今が一番かわいいねえ。」という私の口癖を。

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2007年7月22日 (日)

忙しい予感の夏

200771921_132木曜日に出張子守に行き
翌金曜日三人で帰ってきた。
翌日土曜日は地域のお祭り。

帰ってきて
少々着崩れているが・・
おまけのポシェットもどきでお手製とはっきりわかりまして。200771921_035

今日はブラウスを着て見ました。

金魚がお気に入りのようです。

もしかしたら
娘の仕事の都合で
今週一杯預かるかもしれない
かわいい盛りのまごっちです。
さてどうなるでしょうか。

ちょいと仕事も急がしくなる夏が
さらに忙しくなる予感。

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2007年7月18日 (水)

じんべい

2007715_009 まごっちにじんべい。
いつもおばあちゃんが作ってくれた。
そう言うと母が「おばあちゃんはあなたでしょ。」
そうっかぁぁぁ。

金魚のかわいい布を1メートル買う。

母に教わって作るが、
型紙ではなくものさしと広告の紙。
袖はこれぐらいかなあ。
もう少し小さいか。じゃあこれぐらい?と広告の紙を適当に折って小さくする。
この辺からここまで斜めに縫って・・・
恐るべし母の裁縫。(ちゃんと反物の幅に計った、と言ってたが。)

こんなんでできるのかなあ。
「縫ったことあるでしょ。」
「確かに中学の時かな、浴衣を縫った気がする。」しかし何にも覚えていない。

何とか形にはなった。
和裁が本職の友人が見たら驚くでしょうが。
さすがにパンツは大きそうなので縫い縮めた。2007715_015 2007715_016 2007715_017

残った少しの布、
これが私の興味をそそり、
細い布をつぎはぎして、
一枚ブラウス?(スモック?)を作った。
2007715_019かわいい金魚がついている。
前後にアップリケにして
金魚鉢から金魚が跳ねて・・・
などと・・
こっちはまったくの私のお遊び。

布1メートルで3,4日遊びました。(OZAPシリーズ 5,6 へ、7へ))

さて大きさはどうかな。モデルさん今日お披露目?
試着写真はこちらこちら

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2007年7月17日 (火)

母の味は何処?

友人たちに会うために帰ってきていた、息子2が先ほど帰っていきました。(16日午後のことです。)

2007715_goya 前に長野で苗を一緒に買ったゴーヤを4本(も!)持ってきました。
食べられる植物に癒されてもいるようだ。(一石二鳥!)
我が家はきゅうり優先だったので負けています。
写真は我が家の一本目のゴーヤ。

いつもは日曜日に一週間分の料理をつくるらしいので
「何か持っていく?作ってあげるから、何がいい?」
と聞くも
「何でもいい、自分で作れないものがいい。」とのたまう。

ところがぎっちょん
私の作るものはほとんど挑戦済みで
時間もないことから、私にしかできないものなど思いつかない。
「肉じゃがにする?」
「この前作った・・・」
「ふーん、餃子もお稲荷さんも、おととい作ったしなあ。」

こまったもんだ。っていうかなんというか。
私の作るもので自分の好きなものはほとんど作っているらしい。
たいしたもんです。
コロッケも作ったと言ってました。

私の挑戦的な料理はお好みではないし・・・
っていうか、
私にしか作れないものがほとんど無い、らしいのだ。
母の味は何処?っていうか、果たしてあったのか
まあ思いようでは私の味は息子にはすでに届いてしまったということかな。(あくまでも前向きである。)

結局冷蔵庫のもので
鶏のから揚げとポテトフライ
ゴーヤチャンプルを持って帰った。

私もまだまだ開発するぞー。挑戦者だぁぁぁ

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2007年7月16日 (月)

ありがたや、いただきもの

2007715_003 読書仲間の友人Nさんから届いた郵便物。
おりしも台風の雨にぬれながら届けてくれた郵便やさんにも感謝でした。

彼女はお母様が手芸上手で(お仕事だったか)、前にいただいた猫はお母様の作品。
多分その血が年とともに騒いで(え?若いときからだった?)
いろいろなものを見つけては
すぐに取り掛かり、夢中になる。
私も好きだが、なかなか取り掛からないし、できない。
この違い。行動力だなあ。

編みぐるみはちょっと前に没頭していた作品
「どれがいい?」「ワンちゃん」
2007715_020 2007715_022 刺繍は最近の没頭しているものらしい。
これは聞かれもしないのに「これがすき!」と勝手に告げて、本来なら、私なら「あ、そう。」で終わりなのに、
気前よく,いやきっと断腸の思いで、一緒に送ってくださった。(一応そういうわけで敬語)

2007715 木の額に入れたら
野原がそこに広がって。
素敵!

まことにありがたや、であります。
最初は緊張気味だったワンちゃんもすっかりくつろいでおります。

もうひとつ、いただきもの
「レヴァンテ社のエキストラバージンオリーブオイル」は妹から。
陶製の入れ物も素敵です。
オリーブオイルはよく使いますから、これまたありがたや。

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2007年7月13日 (金)

一升から5.5合へ

200778_025 新しい炊飯ジャーを買った。
まだ使えるのだが、昼に食べる息子のために少し取っておくと乾燥してしまうからだ。
いろいろ対処法はあるだろうが、
夫が臨時収入があったのでそれで買ってくれるという。
いろいろ案はあったが、考えて5.5合にした。

今まで長らく(20年以上)1升炊きの釜だったが、半分ほどになる。
感慨深いものがある、というほどのものでもないが、いっそうスリムな暮らしということだ。

中学・高校生のときはお弁当(しかもドカ弁)三個を毎日作っていたので
一升釜も休む暇がなかった。買い換えたのはいくつだったろう。お米は一週間に5キロ以上だったな。
電気も少しだが倹約できる。

小さなお釜は
私の手には
ずっと昔の新婚時代さえ思い出させない。
なぜならあのころの電気釜より体型がスリムになっているからだ。

残すは
おしゃもじを持つ私のスリム化のみか?

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2007年7月12日 (木)

『わが心臓の痛み』、マイクル・コナリー

わが心臓の痛み〈下〉 わが心臓の痛み〈上〉 39、40冊目。
内容(「BOOK」データベースより)
術後わずか60日あまりでコンビニ強盗殺人犯を追いはじめたマッケイレブ。病をおしてまで事件の解決へと駆り立てるのは、悪を許さない強い憤りだった。彼はすべての事件を時系列順に当たるなどの地道な努力を重ね、執念の捜査を続けた―やがて明らかになる真相が自らを追い詰める結果を招くとは知らずに。『ナイトホークス』でのデビュー以来、ミステリーの最前線を疾走してきたコナリーが、現代ハードボイルドのさらなる可能性を拓いた意欲作。


マイクルコナリーだがボッシュは出てこない。
どこかですれ違うかもなどとも思いつつ読むがその気配はなかった。

「心臓」とはまさに「心臓」であった。
設定が、犯人の動機がすごい。
作者は身近に心臓患者がいたらしいが、それでもそこからこういう作品を思いつくなんて。
最後までだまされないぞと思いつつ、一気に読んだ。

片づけをしなければいけないと思いつつ
本を読み、疲れたら片付け、という(9対1の割合)二日間だった。

相変わらずのプロットにどんでん返しに、
少し生きる意味、生かされるということの痛み。
でもなんだか痛々しい病み上がりの主人公でもあり
心配しながら読んでもいた。

クリントイーストウッドで映画になっているようだ。
「BLOOD WORK ブラッドワーク」という原題と同じらしい。
見たいかな。

表紙にイーストウッドがいっぱいに載っているが
私は余りそれを意識しないで読んだ。

次はボッシュを読むぞ。

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2007年7月11日 (水)

梅雨空に夏を待つ?

200778_018 ミニトマトガ収穫中。
完熟になると手で触れるとぽろっと落ちてくる。

あいにく皮が硬いようで、
グルメな私はなかなか手が伸びない。

来年は惜しまずおいしいトマトの苗を買いましょう。
200778_027
緑のカーテンは
暑い夏に向けてどんどん延びています。

梅雨空の向こうに
暑い夏が見えます。
夏を待つのはきゅうりやニガウリたちで
私は・・・・・どうもなあ。

200778_021九州土産にもらった大分のお菓子。

中はよくあるホイルに包んだケーキだったが
包装が素敵です。
「瑠異沙」という名前。

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2007年7月 9日 (月)

『天地創造』ハイドン

200778_003 今をときめくコンサートホールに行く機会ができた。
ミューザ川崎シンフォニーホール
駅前にある。
「川崎も、久しぶりだが、ものすごく変わったなあ。」
日曜日なので人も多い。

そこで聞くのは「天地創造」ハイドン,オラトリオ
途中、何度か意識が薄れそうになったが
それはあまりに心地よかったから・・であります。
脇に字幕も付いているので天地創造の7日間を美しい音楽で再確認。200778_008

正面に大きなパイプオルガンがある。
いつかこれを聞いてみたいな。

ソリストの声を聞いて
人の体もまた楽器なのだと実感する。
正面席でとてもよかった。
久々のライブに感動!
200778_014 200778_015 200778_016                                                                                       
夕方外に出ると、広場でポップスの演奏が身にしみる。
駅の改札口ではボランティアが「アメフトのワールドカップ会場」の道案内をひっそりとしていた。
私も今朝知ったばかりだったが、等々力でやっているらしい。
かえって焼肉やで夫と私の誕生会をした。炭火で焼くのでおいしかった。
身の程知らずに食べておなかを壊した、アホな私。

充実した日曜日でありました。

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2007年7月 6日 (金)

『一瞬の風になれ』佐藤多佳子

一瞬の風になれ 第一部  --イチニツイテ-- 一瞬の風になれ 第二部 一瞬の風になれ 第三部 -ドン-  36,37,38冊目
火曜日、図書館で借りてきて夕方から1(イチニツイテ)を読み、その日の内に2(ヨウイ)まで。 
3(ドン)は1,5倍ほどあったので先ほど読み終えた。
クライマックスはじっくり読み終えたかったのだ。
一気である。面白かった。映像が浮かぶ。
最後はきっとそうなるであろうという終局へ向けて進んでいくのがこういう青春スポーツ小説だ。
それが勢いを付けて立ち向かいそこへ進んでいくのが安心でもあり、うれしい。
ハッピーエンドは好きだ。最近。

陸上のことは何も知らないのでそれを学びつつ読み進む。
ただ記録や勝負のみでなく、心理描写、人物描写もよく書かれているので
映像として想像できる。
こういうものを文章で書けるのってすごいなと思う。

あさのあつこの『バッテリー』、森絵都の『DIVE!』と並び称される、極上の青春スポーツ小説。」とあったがなるほど。
ダイブ」は14歳からだったが、こちらは高校生で、また違ったスピード感、青春真っ只中の思いが伝わる。
ダイブよりは少し年が行ってるからかな。

まほろ駅前多田便利軒」も地元の話という感じで親近感も沸いたが
これもまた地元。
取材された高校も生活圏もよく知っているので、
現実の中のフィクションというイメージが面白い。

目標を持って、ひたむきに前に進むことの大切さ、素晴らしさ。
結局自分は自分で、できることを精一杯やる、ということだなあ。
大人も子供も人間は。
好きなこと、目標があるって言うのはいいものだ。

子供たちが高校生だったころを思い出した。おまけに自分の高校時代も。
「バッテリー」もそのうち読んでみるかな。

「神奈川県の公立高校に三年以上も取材でお世話になりました。そこで出会えた高校生アスリートと指導者の皆さん、見せてもらつた熱いレースや練習、聞かせてもらった楽しい言葉、真剣な言葉、私の一生の財産になりました。
こんなに楽しい仕事は初めてで、書き終わりたくないと思ったくらいです。」(佐藤さんのHPから)

 

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2007年7月 4日 (水)

私の好きな…ぐい飲み

200772_016 長年来の友人から荷物が届いた。
ちょっと離れたところに越して、ここ久しく会っていない。

チェコのボヘミアングラスのぐい飲み?6個。

「いっぱいやってね。」とあったので、
「ありがとう。ちょうどよかった、冷酒にいいわ。日本酒はいっぱいあるのよ。」とメール。

そのうち会おうね、といいつつ去年は会ったっけ?などと思う。

私の好きなガラス、私の好きな物を知っている友である。
本当にありがとう。
そのうち会おうね。

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2007年7月 3日 (火)

大きな箱

200772_001 クリーニング、銀行、郵便局、ランチ、スーパーと回って、実家に戻り、しばし歓談、ガソリンスタンド経由で夕方帰るという私の誕生日であった。
実家の庭の金柑の花が咲いていた。
白くてかわいい花。
200772_003 たくさんの実が付きますように。

200772_005 家に帰ったら娘から大きな箱が届いていた。
大きいぞ。

中味は「からだった。」ではなく
「花」だった。

しっかりと記憶,いえ、記録しておこう。

200772

200772_008

黄色系の
元気が出そうな花たち。
椅子の上にでんと座っている。
どうもありがとう。

この花がふさわしい部屋にしなくっちゃ・・・

200772_015この花を見ながら
私の新しい1年が始まった。

えいえいおー 
(気合をかけてすることはいつも同じ・・・言うのもはずかし)

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2007年7月 2日 (月)

『トリップ』角田光代…私の居場所

読む本がなく、娘が置いていった本から。 35冊目

トリップ Book トリップ

著者:角田 光代
販売元:光文社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「あなたは道を踏み外して今そこにいるの?こうなることを十七歳のときに予想していなかった?」
普通の生活を送っているように見える登場人物たちはそれぞれ何かを思っている。
「何一つ選べずにここにきたのではなく、選んできたのだと、それがよいものでもそうでないものでもそれを選んできたのだと、いつか言えるときがくるんだろうかと突然あたしは思う。」

 軽い気持ちで読んでしまえばそれだけの短編集、でもじっくり読むと言葉がしみこんでくる長編にもなる。
角田光代さんの作品はこれまではどちらかというと、だらしないからダメなのでしっかりしてれは大丈夫というようなような読み手が救いを得られるような読後感があるようだが、
この本では解説にもあるように作者の第二段階となって、そのままでは許さず一気に言い切っていく。
しっかり生活してきたはずなのに、自分が思い描いていた幸せからは程遠い、といった状況を真正面から突きつけている。

表題作「トリップ」から
「どうして結婚したのかと、どうして家庭をつくろうと思ったのかと、ときおり疑問に思うことがある。それは後悔ではなく、純粋な疑問だ。きっと今と逆のことをしていても、同じ疑問を抱いたと思う。…つまるところ、あたしは高校生だったあのときと同じことを考えている。いったいあたしに選択権なんてものがあるのだろうか。何かを選んだつもりで、結局何ひとつ選んではいないのではないか。選択権も可能性も持たず、ただただ、待つためにここにいるのではないか。待つ。なにを?」


「なんでえー? なんでえー?」とはじめる。「なんでー? なんでママは知らないのー? ねえなんでえー?」
 橋の上であたしを見上げて「なんでー」とくりかえす小さな男の子を、しゃがみこんで抱きすくめる。そうされることを予想していなかったらしい太郎はびくっとからだをこわばらせて、されるがままになっている。 
こんなに小さい。
入れものとして、こんなに小さいのだあたしもかつてこんなに小さかったはずだ。言葉も、不安も、絶望も、かなしみも、入りきらないくらいに。

短編集だがそれぞれが関係がある、同じ舞台。主人公が違う。あっちの脇役がこっちの主人公になる。スポットライトが転換していく感じ。これがまた面白い。こうして同じ街での連作とすることで、筆者の話の全体性が浮き彫りになり、テーマが一貫性して流れていることがわかる。
いま悩んでいる人には同じ悩みを実感することで、そこから始まるとは言えるかも知れない。解決策は書かれていない。それは各自の考えること。

 ぼくは突然、畳にぺたりと横座りした女の人を、思いきり抱きしめてあげたくなる。抱きしめて、そういうことってあるよと言ってあげたかった。似合わないのにそこにいなくちゃいけないことって、あるよ。ぼくだってそうだよ。ぼくに十二歳という年齢はあっていないよ。小学校にいるぼくは場違いのきわみなんだ。そういうことってあるよ。ね。

確固としたものなんてない。
誰も立派な大人じゃない。
ここにしかいられないからここにいる。でもここは合っていない。
変えたくても変えられない状況の中で、でもそこからはじめられる。
自分の場所探し。見方を変えたらいい風景が見えるかも。

そんな閉塞感の心にそっと隙間を空け、風を送る。
誰にだって吹いてくる風を感じることはできる。

何でここにいるの?
自問自答して、ここがほっとする。ここ以外もありえるかも知れないけど、ここもいい。
そう思う
今日は私の誕生日

誰もいないので母と誕生日ランチ。
誕生日特権「クリーニング半額」に夫の服を出しに行こう。

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2007年7月 1日 (日)

7月です。私の好きな…

7月ですね。
期間限定でデザイン変更。(したけど、なんか不安定です。更新すると変わってしまうし)
アクセス解析がうまくないようなので。
そんなもの、いいっちゃいいのだけど、ちょっと気になり確認のため。
かわいすぎるという話もあるが、なぜか他のデザインには変更できなかったのでお許しを。(最初にこれで入れたから残っていたのかも。)

さて、50年来の友のお父様が最近なくなって、
電話でしばらく話をした。
いろいろな話のその中で
「一つ父の遺言みたいなものがあってね、それは『○○が好き』」
で戒名にそれにちなんだ文字を入れてもらったという。
それは何か、というと誰もが知っている星座の名前だった。
私も大好きです。

よかったね、お父様もきっとお喜び!
しかも、空を見上げたらいつでも会えるものね。
私だって夜空で思い出せる。いいね、そういうのって。

そんな話を実家でした。
母と妹と妹のところの息子2人、その奥さん一人と2歳の子、と私。
久しぶりに会う女3人はかしましい。
お嫁さんは疲れているのか、あきれているのか椅子でうたたね。
このかしましさの中で眠れるのもまたいいね。

で、3人でどんな文字がいいか、
「何かなあ。」考えたりして。

2007627_019 「お母さんは『甘』とか『あんこ』じゃない?」という妹に
「あら『お萩』はあなたでしょ。」と返す母。
「そうだね。私は『萩』かな。」「いいじゃない」と私。
「エー私は何かなあ。」私はなかなか思いつかない。
なんだろう。私の好きなもの。

「ぶどうに柿、ケーキに…。やっぱり今のところ『甘』かな。」とつぶやいたが・・・
戒名に「甘味…」なんて・・・ねぇ

2007627_022好き嫌いの少ない私は
好きなものが多くて一つに決められない。
つまりものすっごく好きなものがないということかな。
困った困った。

って、これ食べ物の好きなものを考えるんじゃなかったよね。
ケーキを食べながら思う。やれやれ

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