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2007年6月23日 (土)

電車が・・・携帯があったらなあ・・

昨日のこと。まごっちが風邪気味だったので一応朝メールを入れた。8時過ぎ。
「みんな無事出勤したかね。」
メールを出すだけ出して、私はエアロビクスで大汗をかき、
母と買い物をして12時半実家に帰ってきた。
携帯をあけて見ると「出勤はしたけどまだ電車の中。」という返事。
おりしもテレビではJRの電車が止まっているというニュース(えっ!12時過ぎてるのに、まだ?)慌ててメールしてみる。
「聞くけど、今どこにいるの?」(今頃聞くなぁ!)
職場だけど・・・
とりあえず、ああよかった。
わけもわからず、のんびりと電車に座って寝ていたらしい。

線路を歩く人、缶詰で気分が悪くなる人、携帯もなかなかつながらず
大変だったようだ。

ふと思い出した昔のこと。
私が大学1年のころ、
台風か集中豪雨で土砂崩れで電車が停まった。
この先不通。(首都圏でもこういうことが結構あったのだよ。昔は。)
夕方のことである。
もどって大回りして帰ろうと思った。その線には父の会社がある。
そこまで行けば車に乗せてもらえる。

途中で父の会社に電話をし、
かくかくしかじかでここにいるのですが・・・などと説明したら
父は同じ沿線の会社に用事で出かけたという。
今頃そこにいるんじゃないかな。
じゃあそこに行ってみますなどと話した。
電車に乗って、私はその工場のある駅で降りた。(ここにタイムラグがあった。)
しかしその大工場では父がどこにいるかもわからず。
いや、帰ってしまったのだったか。
守衛さんのところで途方にくれる。
簡単に会えると思った私はおろかだった。

しばし駅前で呆然としたあと、(少しだけ父が捜しに来てくれると思ってもいた。)
父は私のことを知るよしもないから、そんなうまくはいかないのだ。
後から来た電車で先へ進み、
父の会社に近い駅で降りたがもう真っ暗でどこをどう歩いたのか。
道に迷い、人に聞いたがまた迷い。
ずぶぬれになって私の知っている駅にたどり着いた。
駅は明るいので吸い寄せられたのだ。
私はふらふらと電車に乗り、バスに乗りようやく家へたどり着いた。
そしてどっと疲れて眠り込んでしばらくしたら
玄関ががばーっとあいて
「○子はどうしたぁ・・・」という切迫した父の声。
父は雨の中会社に戻り、私の電話のことを聞いて
また豪雨の中その出先の会社まで探しに行ったらしかった。
そのときの雨のしずくにぬれた父のことを思い出す。

  わたしは本当に申し訳ないと思った。
あまり愛情を表に出さない父だったが、あぁ心配かけてしまった、と思った。
父の、親の愛を感じた。

Cid_a0001_4今のように携帯があったら逐一電話もできるが、
でもどこかで電話はできたはずだった。
そう、家に帰ってから電話をしたが、その時父は探しに出ていて会社にいなかったのだ。

翌朝父は特にいやみを言うでもなく、黙っていた、ような気がする。
そして私も謝れなかった、40年前の話。
今は携帯があるから・・・ああ携帯さえあれば・・・だねお父さん。


この服をくれた友人の結婚式に出るためのスタイ装着完成予想写真。
たいそうおしゃれだが、この上にあの顔が来るといかがなものか

西郷さんばりに直視するおっとこまえの目で。考えただけで面白い。

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