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2007年4月 4日 (水)

「シティ・オブ・ボーンズ」マイクル・コナリー

シティ・オブ・ボーンズ  10
やっと名文を書いたのに、(ないから言える)消えた。
少し前に読み終えたので、感想を少し忘れた。

面白かったが、前の「エンジェルズ フライト」のほうがインパクトがあった。
社会の複雑な状況の中で、正義を求めるものの力を感じたからだ。
こちらは20年前の少年の事件。
決して派手さはない。
が、事件の解決のために深く静かにボッシュは捜査していく。
地に足をつけた捜査。
リンカーン・ライムシリーズのように科学の粋を使わない。
代わりに人が動き、人が考える。
ボッシュはコンピュータが苦手なのだ。
犯人は誰か、考える暇もなく筋を追う。あきさせない。

ボッシュは周りの人へそれなりにやさしい思いやりを見せる。
言葉の端々ににじみ出る人生への深い苦悩と哀感と愛情に満ちた視線は、
ボッシュの今までの人生から来るものだろうか。
人生を迷っているのか。探しているのか。

「ボッシュが気にかけるのは職務、使命だった。それがなければ道を失うことはわかっている。」
しかしボッシュはそれだけにとどまらなかった。
「それが全部手の中にあっても、やはり道に迷うかもしれない。」
「自分は今どこにもいない。」

せっかくの示された道なのに
彼はそこから去っていく。どこへ?

内容(「BOOK」データベースより)
丘陵地帯の奥深く、犬が咥えてきたのは少年の骨だった―20年前に殺された少年の無念をはらすべく、ハリウッド署の刑事ハリー・ボッシュは調査を始めた。まもなくボッシュは現場付近に住む児童性愛者の男に辿りつくが、男は無実を訴えて自殺を遂げる。手掛かりのない状況にボッシュは窮地にたたされ…深い哀しみを知る刑事ボッシュが、汚れきった街の犯罪に挑む。ハードボイルド界屈指のベストセラー作家が放つ感動作。

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