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2007年2月10日 (土)

『推理小説』 秦 建日子

推理小説
2005,12    5冊目

また「建日子」なんて斎藤栄の鎌倉のタロット占い師のような名前で、と思ったら、
これがまた「はた・たけひこ」と読むらしい。

暮れにテレビの再放送で「アンフェア」の一部分を見たが、
なかなかじっとりとした重く暗いミステリのようだった。
筋はさっぱりわからなかったが・・・
それで「アンフェア」という番組が人気のあるミステリということを知った。
読んでいる間も主人公のイメージはずっとその女優と重なっていた。

感想はというと「おもしろかったが、軽い。」
すべてが水の上を滑っていくような感じで筋が進んでいく。
人物描写も設定も書き割りのようで読み手の想像力に任される。
それも良いのかもしれない。考えようによっては楽しいかもしれない。
検挙率第一位の主人公の推理もひらめきのようで説明がない。
探し出すのではなく、情報がやってくる感じ。
登場人物がどんどん現れ、交錯する時間と空間の中に描かれる。人物が描かれる一つ一つの章も短い。
だから人物も形だけで、スムーズに動き出してこない気がする。

そんなわけで推理小説の筋を追う本である。
シナリオはこういう風なのかも知れないし、
また今にあっているのかもとも思う。
軽くスピーディ。

内容(「BOOK」データベースより)
会社員、高校生、編集者…面識のない人々が相次いで惨殺された。事件をつなぐのは「アンフェアなのは、誰か」と書かれた本の栞のみ。そんな中、出版社に届けられた原稿には事件の詳細と殺人予告、そして「事件を防ぎたければ、この小説の続きを落札せよ」という要求が書かれていた…再注目作家、驚愕のデビュー作。

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