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2007年1月29日 (月)

『12番目のカード』J・ディーヴァー

12番目のカード  
内容(「BOOK」データベースより)
ハーレムの高校に通う十六歳の少女ジェニーヴァが博物館で調べものをしている最中、一人の男に襲われそうになるが、機転をきかせて難を逃れる。現場にはレイプのための道具のほかに、タロットカードが残されていた。単純な強姦未遂事件と思い捜査を始めたライムとサックスたちだったが、その後も執拗にジェニーヴァを付け狙う犯人をまえに、何か別の動機があることに気づく。それは米国憲法成立の根底を揺るがす百四十年前の陰謀に結びつくものだった。そこにジェニーヴァの先祖である解放奴隷チャールズ・シングルトンが関与していたのだ…。“百四十年もの”の証拠物件を最先端の科学捜査技術を駆使して解明することができるのか?ライムの頭脳が時空を超える。


2006.9
2段組で520ページに及ぶ長さも感じさせなかった。
相変わらずのディーヴァーぶり。さすがである。
前よりも登場人物や情景、いろいろな情報などの記述が深い気がする。
黒人文化や歴史など、勉強になった。
単なるジェットコースターではない。
登場人物もおなじみになって、それぞれの背負うものも有り。
16歳の主人公の少女もなかなか存在感がある。
最後大団円に向かうところで「ここでこうだったらもうソロソロじゃないの。」と思って
読み進んだが、私はまだまだであった。つまり、まだ私には見抜けなかったと言うこと。
簡単にはめられた。
しかしそんなに罠を仕掛けなくても十分おもしろいよ、そう言いたい。
犯人も優秀になっていくがそれ以上に優れたチーム・ライムアンドサックスである。
次の本ができているというから、楽しみだ。

巻頭に「勇気の手本であり、希望の象徴であるクリストファー・リーヴに捧ぐ」とある。
また最終章には「自分がどのように生きるのかを決めるのは自分自身だ」というような記述がある。人が人を裁くことの痛み、deadmanになってしまった犯人。
ライムの未来も気にかかる。そんな先駆けになりそうな本。☆4つ半 「魔術師」より良かったな。

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