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2007年1月19日 (金)

『めぐりあう時間たち』映画

めぐりあう時間たち   めぐりあう時間たち―三人のダロウェイ夫人  
昨日、娘が歯医者に行き、まごっちを寝かせつけながら見た。
これは公開時に映画館でも見たが、二度目も同じようにいい映画だと感じた。
そのあと本も読んだ。まさに副題にあるように「三人のダロウェイ夫人」である。

「たくさんの愛と驚きと時間たち、そして感動、人生はいつもミステリーに満ちている
ピュリッツァー賞とペン/フォークナー賞W受賞に輝くマイケル・カニンガムのベストセラー『めぐりあう時間たち』を、『リトル・ダンサー』のスティーヴン・ダルドリー監督が完全映画化。ヴァージニア・ウルフの書いた「ダロウェイ夫人」をモティーフに、歓びと哀しみ、驚きと感動、幸せと不幸せ、人生に潜むミステリーを鮮烈に切り取ったエンタテインメント・ロマンです。アメリカでは2002年の年末に公開され、絶賛を浴びてナショナル・ボード・オブ・レヴュウ最優秀作品賞を皮切りにたくさんの賞を獲得。今年に入ってゴールデン・グローブ賞ドラマ部門最優秀作品賞とニコール・キッドマンの最優秀主演女優賞をW受賞、そして第75回アカデミー賞において、主要9部門にノミネートされ、ニコール・キッドマンが最優秀主演女優賞を獲得」HPより

時を超え、紡がれる三つの時代、三人の女性が絡み合って描かれる。
企画される三つのパーティ。
一つは1923年ロンドン郊外、「ダロウェイ夫人」執筆中の作家ヴァージニア・ウルフが姉とお茶を楽しむために。また1951年のロサンジェルス、「ダロウェイ夫人」を読む妊娠した主婦ローラが夫のために考える誕生パーティ。
そして現代、2001年ニューヨーク、「ダロウェイ夫人」と同じ名前を持つ編集者クラリッサは、エイズで死に行く友人の作家を祝福する受賞パーティの企画に智恵をしぼっている。エイズの彼の母はあのローラである。
それぞれの時間、空間に生きる三人の女の思いは時にあふれ、時に渦巻き、時に怒濤のようになった
川の流れのように時間を超えて紡がれていく。

誰のための人生か? 自分のため? 愛する人のため? それとも家族のため?
それぞれが自分の場所で考える。
自分のいるべき居場所はどこか、それを見つけ、自分らしく生きていきたいと思う。
そんな人生を送りたいと誰しも思うが、その場所はさて、どこなのか。
遠いところにあるのか、それとも足下に隠れているのか。

映画は3つの時代を生きる3人の女性のある一日を取り出して、観客に問い掛けていく。
ケーキをつくりながら考える。主婦ローラ・ブラウンは、誰のために生きているか。
何年も愛する友人の看護を続ける編集者クラリッサ・ヴォーンは自分の思い通り人工授精で娘を産んでいる。
神経がやられ、そんな自分を愛してくれる夫を思い、自ら死を選んでいく作家ヴァージニア・ウルフにはそれしか無かったのか。
人は皆考える。今の場所で良いのか、この空間で良いのか。或いは今を再確認。
逃れられないならせめてより良い空間時間を持ちたい。
自分の生きている時間と空間の中で、どう考え、どう行動するか。
映画は見るものに強く訴えかけてくる。

自分の居場所を考えること
逃げずに向き合うことで平和が得られる。

以前に「ダロウェイ夫人」の映画も見たが、説得力はこっちがある。3人分だものね。
三人の演技もさすが。

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