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2006年11月18日 (土)

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~ 東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

著者:リリー・フランキー
販売元:扶桑社
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図書館でリクエストして、一年近く待ってやっと読みました。 2005,6  38

私のリズムに合っている文章だったせいか、前半は楽しく、
いろいろなエピソードにくすっとしながら読みました。
古いアルバムを開いているようでもあった。
自分の子ども時代を思い出しながら、そこに自分の文章を重ねていました。

そして、後半は予想された内容で、私にしても少々ぽたぽた涙が出ました。

誰もが母になるとは限らないけれど、
誰にも母がいる。

だからこの先いつか、あるいはすでに作者の経験した想いを味わうことになる。

家族との思いや、
母への思い、子どもへの思いなど
この本の文章の中に、
この本の行の間の空間に私は私の想いを挟みながら読んでいきました。

たぶんこの本の読み手はみなそうなのではないでしょうか。
自分が生きているということは親がいる、ということなのですから。

この本を人生のどの時点で読むかによっても感想は違うでしょうが、
読んでみたらきっと自分の今までの人生を思いだし、考え、そして先に進む力になると思います。
読んだ今、私は大きな感情、ノスタルジーに揺り動かされていて、
今なら私も私の「東京タワー」が書けそうです。前半部分はね。
そして、作者の言う
“ボクが子供の日から恐れていたこと。
宇宙人の襲来よりも、地球最後の日よりも恐れていたこの日” については考えず、
そこまでの毎日を大切に過ごしていきたいと思う。

私はと言えば
まず娘にそして息子2に読ませまして、
言わずもがなの母心を伝えたく。

「母親というものは実に本当に無欲なものです
だから母親を泣かすのは
この世で一番いけないことなのです。」

私には今、
母がいて、私は3人の子の母でもある。
続く)

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