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2006年9月22日 (金)

『報復ふたたび』ジリアン・ホフマン

報復ふたたび 報復ふたたび

著者:ジリアン ホフマン
販売元:ソニーマガジンズ
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前作のデビュー作「報復」に続く第2弾。 32冊目
ミステリ仲間の「面白い!」という声に期待して読んだ。
はらはらどきどきぎたぎたの猟奇的サスペンスは私の方が,
みんなよりたぶん好きで
ほかの仲間はもう少し上品なミステリ好みである。(と思う。)

去年の夏に読んだ前作の大まかな感想は
「はじめは「羊たちの沈黙」、ディーバーか、コーンウェルと思った。面白そう。2部に入って、うんうん、なるほど。題名の「報復」が今後を予想させる。
そこから、私の考える筋になるのかどうか。その手段はどうなのか。ジェットコースターで面白い。」であった。結構満足したのである。
彼女の報復も「それもありか?」で許せるところだった。
しかし、
「報復」は終わっていなかった。いや、終わってくれなかった。

法の下の正義には穴があり、人として許せないものも裁けないことがある。
そこでどうするか。
前作で終了していたらそれはそれで、
読み手としてはまあいいか、それもあるか、
てなことで安心して記憶の底に放り込めば良かった。

しかし
そうはいかない。作者は主人公たちをどうするつもりなのだろうか。
底辺にずっとある正しくないもので「報復」したという設定が終わっていないと言うことが、
「報復ふたたび」でまだまだ続くのが、
自分も秘密を持っているようで気分が悪いのだ。
たぶんいつかは不正は暴かれる、その予感が不安が居心地悪いのだ。
主人公の考えが座っていないのだ。

そして彼女は「報復」されるのだろうか。どう決着するのだろうか。
まだまだ続くらしい。

次回作は主人公が変わるらしいが、
奇をてらわない、筋に仕立ててほしいものだ。
そして私もそれが「報復またたび」でも「報復みたび」でも
読んでしまうのだ。 

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