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2006年9月14日 (木)

『ヒストリアン』Ⅰ,Ⅱ(エリザベス・コストヴァ)

ヒストリアン・I Book ヒストリアン・I

著者:エリザベス・コストヴァ
販売元:日本放送出版協会
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2006,2  30,31  読書期間 5日間

内容(「BOOK」データベースより)
少女はある夜遅く、父の書斎で一冊の古い「本」を見つけた。竜の挿絵がひとつある以外は何も印刷されていない奇妙な本、そして「不運なるわが後継者へ」という書きだしの宛名のない手紙の束だった。娘がそれを見つけてしまったことを知った父は、ヨーロッパ各地の史跡へ娘を連れ出した。旅先で父がぽつりぽつりと語りはじめたのは、彼の学生時代の物語だった。敬愛していた歴史学の恩師は、ある日「竜の本」にまつわるすべての資料を教え子に託し、突然失踪してしまったという。教授が最後に口にした言葉、それは…。いったい教授は何を言わんとしていたのか?そして彼はどこへ消えたのか?ホップウッド賞受賞作。 

ポスト「ダ・ヴィンチ・コード」とも言われたようだが、たしかに物語の手法、内容は似ている。
作者はおそらくテーマ「ドラキュラ」と、話を進める手法をまず思いついたに違いない。

話は三重の輪になってすすむ。
娘がたどる父の話(1970年代)、
父のたどる恩師の話(50年代)、
恩師ロッシがたどる謎の竜の本の話(30年代)

それがそれぞれ手紙によって語られる。
だから何度と無く交差する話は時と空間とを越えて行く。
面白いが大変。
壮大ともいえるが破天荒。

読み終えて
これはミステリと言うよりは
時間、空間を大きくまたぐ叙情詩あるいは叙事詩なのだ、と思った。
追われるように読む本ではなく
ゆったりと一緒に世界を過去から現在を旅する物語なのだ。
だからミステリとしては水増しされた感。

Ⅰ.Ⅱ巻併せて1000ページにもなる長編の最後は
じっくりと読み終えたかったが、
あっけなかった。
エピローグに来て眠気に勝てなかった。

しかし
ルーマニアやイスタンブールには興味が湧いた。
とは言っても上下1000ページの本を5日で読むのは、
図書館の返却期間があるとは言え、面白かったのかな。

発売になるや、たちまちベストセラー第1位に躍り出て、100万部を突破した。世界33か国で翻訳出版が決まり、映画化も予定されている。 」らしい。

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