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2006年7月15日 (土)

母の後を生きる

30年前
子供のおむつを替えた時、ふと思った。
「母もこんな風に私を育ててくれたんだ。」
そして遅まきながら親に感謝した。その瞬間を覚えている。

そして今
娘の初めての出産に際しても思うことは多い。
自分はどうだったのだろう、振り返り、
その時の母はどうだったのだろう、と考える。

母が私にしてくれたように、
そんなことはできるのだろうか。
そんな想いをいろんな人と話す。

そんな中で心に残ったある友人の話。
娘さんの出産後の手伝いに行っていたとき、
娘さんの言葉に傷ついたことがあったという。
しかしそれでもそのあと
娘さんの家族の食事の支度をして
何も言わずに帰った。
その帰りの車の中で、涙が出て止まらなかったという。

娘にあごで使われたからではない。
自分も数十年前に自分の母に同じようなことを言い、したことを思い出したからだという。

「あぁ。私も同じことを母にしてきた。そして母はその時何も言わなかった。どんな気持ちだったのだろう。」
その時の母のことを考え、
母に申し訳ない、すまなかったという気持ちから、涙が次から次へとあふれたのだ。
話を聞いただけでその様子が思われる。気持ちがよくわかる。
そして彼女の母は既にない。

私の少し先を行く人生の先輩であるその友人は私に言った。
「あなたはお母さんがいらっしゃるのだから・・・」

うん、わかってる。
自分がその立場になった時、
よくわかる。母のこと。母がしてくれたこと。

してもらったからするのでもない。
してもらわなかったからしないのでもない。

ただ、自分をその状況に当てはめて
どう生きていくか、考える指針ではある。

いくつになっても
母は母で私はそのあとを生きていくんだなあ。
そして、その後ろを新米母になるべく娘が歩いてくる。
それを見守りつつ、母の背中を追って行こう。

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コメント

読んでいて涙が出ました。気持ちがよくわかるから。
私は出産のとき母は既に他界していましたが、その分、友達がいろいろサポートしてくれました。海外にいたため、本や産着を送ってくれたり、自分の子供を実家に預けてはるばる手伝いに来てくれた友もいました。友人たちが私にとって母かな。
サンディ家の三代の女性たちの物語はいろいろなことを教えてくれます。

投稿: つっさん | 2006年7月15日 (土) 09時58分

つっさん こんにちは
どんなときも相手のことを考え、
感謝する、って
大事なことですよね。
忘れないようにしたいなあ。自戒。
つっさんのお友達もみんな仲間で、大きい意味で良い家族なのでしょうね。
大事にしてね。

投稿: い | 2006年7月15日 (土) 12時23分

いよいよですか楽しみですね
娘のお産、母親として手助け
できること最大の幸せ。娘の
いない私はそう思いますが?
「我儘はおおいに認めてあげてね
おばあちゃん。私のためだから」
ほら、お腹の中から聞こえてきません?

投稿: nogiku1 | 2006年7月15日 (土) 20時31分

野菊さん こんにちは
そうですね。幸せをかみしめてがんばりますね。
何をするべきなのか、よくわかっていない私ですが。

投稿: い | 2006年7月15日 (土) 20時58分

いいお話ありがとうございます。

男なのでお産のお話はよく分からないのですが、親、、、、、、

既にどちらも亡くしたのですが今でも後悔ばかりが、、、

本当に泣けてきますね。

サンディさんのその感性、お嬢様もきっと受け継いでいると思います。

投稿: 一隅 | 2006年7月18日 (火) 11時26分

こんにちは
一隅さん、そうですか。ご両親様はすでに・・・
私よりお若いのにね。(ちょっとだけね?)
どうぞこれからも
ご両親の分も元気に楽しくお過ごし下さいね。

投稿: い | 2006年7月18日 (火) 12時41分

こんにちわ。
良い話ですね。泣けました。
うちの娘は主人に似て短気なんですが、すぐに後悔もするんです。
私に向かってきつい言葉も出ますが、しばらくして明るく話しかけてきたりするので、反省してるんだな、とわかります。
こういう子ですから、私の死後、後悔の念にかられて泣き暮らすのは可哀想なので、憎たらしい母親でいてやろうかと思案中です、なんて。

投稿: robita | 2006年7月20日 (木) 14時34分

こんにちは ろびさん
親子家族というものはそういうものなのでしょうね。
「黙っていると明るく話しかけて来る、」
家も似たようなものです。
いろいろなスタイルであっても母は母なのでしょうね。
お互いがんばりましょう。母として娘として。

投稿: い | 2006年7月21日 (金) 07時58分

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