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2006年4月 2日 (日)

『青い虚空』ジェフリー・ディーヴァー

文春文庫 (2002,11)原題『The Blue Nowhere』 19
内容(「BOOK」データベースより)
護身術のHPを主宰するシリコン・ヴァレーの有名女性が惨殺死体で発見された。警察は周辺捜査からハッカーの犯行と断定。コンピュータ犯罪課のアンダーソン刑事は容疑者特定のため服役中の天才ハッカー、ジレットに協力を要請する―ゲーム感覚で難攻不落の対象のみを狙う連続殺人犯は何者か?息詰まるハッカー同士の一騎打ち。
(アンダーラインが消せない。どうしたのかな。)

おもしろかった。
ネット世界、ハッカーを題材にして彼のどんでん返しが続く。
誰が犯人か、協力者か、疑ってかかる読み手をどこまで裏切れるか。
実際にはどこまでか分からないが、最近のwinny騒動は、彼の空想も現実と紙一重である事を思わせる。

優れたハッカー(ウィザード)同士の対決、読み合いはかなり高度なものだ。
作者の長い間の情報収集により、説得力のあるネットにからむ犯罪ミステリになっている。
640ページと長いが、どんどん読めた。
相変わらずのどんでん返しと、ささやかなハッピーエンドも良かった。

今やどこでもコンピューターが活躍している。それ無しでは始まらなくなっている。
つくり上げた人間がそれを上手に使える力を持つことが大切なのだ。
これはどの科学にも通用する事ではある。
四角い箱の向こうに広がる限りのない空間を現実と結びつけるもの。
豊かな暮らしに必要なもの。
大事なのは生きていく人の心。
人は実際に生きて暮らしている。人々と係わって生きていく。
その中でパソコンも上手に取り入れる事ができなければならない。

日の当たる外へも出ましょう。 っていうことですね。

青い虚空

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コメント

懐かしい名所の桜、思い出を辿りながら見ました。こちらはようやく梅です。(我が家の梅はまだですが)近くのみどり湖の水芭蕉が咲き始めたようです。

投稿: nogiku 1 | 2006年4月 2日 (日) 20時32分

こんにちは、のぎくさん
どの辺にお住まいだったのでしょうか。
松本からの帰りは、みどり湖のサービスエリアで息子からハンドルを譲られたものでした。
息子1は高速は退屈だと言う事で。
みどり湖そのものは見た事無いのですが。水芭蕉もきれいですよね。

投稿: い | 2006年4月 3日 (月) 13時08分

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