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2006年4月 5日 (水)

桜の語源

Photo_21 「桜」の語源について調べてみた。

古事記にも登場し、神社の祭神としてしばしば名前を耳にする木花開耶姫(このはなさくやひめ)の「サクヤ」からきている説。

 なるほどなぁ。「このはなさくや」姫という名前自体不思議だ。
調べてみたらこの花(桜)のように美しい姫」と言う意味で、古事記には「富士山から桜の種をまいた」と言う話があるらしい。

麗らかに咲くという意味の「咲麗(さきうら)からきているという説。

「うららかに咲く」ですね。なるほどなあ。(感心してばかりであります。)

咲く花の総称である「咲くらむ」からきている説。同じく「咲く」に接尾語「ら」がついたと言う説。
  
と言うことは昔から花の代名詞であったのか。


④さくらの「さ」は早苗、早乙女と同じく穀霊(穀物の霊)を表す接頭語で「くら」は神霊が鎮座する場所(馬の鞍と同じ「くら」)を指し、「さ+くら」で、穀霊の集まる依代(よりしろ)を表すという説。


 これは説得力があるしおもしろい。が、ある辞典では「あまり有力視されていない」、とあった。しかしこの季節に良く聞く説でもある。

いずれにせよ言葉は人が使う中で変わってくるものだから、タイムマシンでもない限り私には分からない、としておこう。

(きっともっと調べたら分かるかもしれないけど。)
個人的には好きなものを信じればいいね。

一般的に人々が使い慣れるのものが多く使われていくのだから、あまり難しいものからではないのかもしれない。

言葉の語源はおもしろいし、奥が深い。
同じく
漢字の成り立ちもおもしろい。
初めて「ふ~ん」と思ったのが「
嶋・島」という漢字であった。

「もと鳥と山からなる。鳥が音を表し、濤(とう)(おおなみ)からきている。

大波の中の山、しまをいう。

一説に鳥のよりつく海中の山の意の会意という。

鳥の下の部分を略し、山を加えた形で、鳥が空を飛んでいるように、海中に山が浮かんでいる意。」角川漢和辞典)

なんと想像力ある漢字だろう。


大海原を俯瞰して鳥の気分になって見る。
海を渡る鳥が羽を休めたいと思ったとき、
遠くに見えてきた山のようなもの。それが島だ。

一説だから事実は分からない。
しかし私はこれを読んだ時、実に楽しくなったことは事実である。
島・嶋とは確かに「海中に山が浮かんでいる。」ものだからだ。

中国でできた漢字は表意文字である。

表意文字の本質は言葉とそのものが一つずつ対応し、それが他のものと取り換えがきかないところにある。これが漢字の数が多い理由でもあるという。
漢字には一つ一つに独自の意味がある。


似ているようでも少しずつ異なるのだ。(例えば「幸(さいわい)(思いがけない幸せにめぐりあうこと)、同訓として、祉、倖、祥、福、などがある)

決して「漢字マニア」ではないけど、時々思うのだ。こんなこと。

ついでに「ソメイヨシノ」について
 
ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガンの雑種。江戸時代末期に染井村の植木屋が品種改良して作出された園芸品種が定説である。 なお、園芸家による作出説と、自然交雑したものを、偶然、挿し木によって増やしたという説とがある。名称は初め、サクラの名所として古来名高く西行法師の和歌
にもたびたび詠まれた大和の吉野山(奈良県山岳部)にちなんで「吉野」とされたが、「吉野(桜)」の名称では吉野山に多いヤマザクラと混同されるおそれがあるため、上野公園のサクラを調査した藤野寄命博士が1900年(明治33年)「日本園芸雑誌」において「染井吉野」と命名したという。(ウィキペディア)

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コメント

語源、調べたら楽しいですね。桜、音読で一生懸命学びました?なるほどです。

息子さん松本にお住まいですか?私はすねかじりの時は杉並区の和田本町、勤めてからは中野区南台に、千鳥ケ渕は昼休みの散策場所、井の頭公園は子供が近くに住んでいました(今は大田区の山王に)のでよくお花見しました。川面に映る桜が印象に残っています。

近くに(2キロ位)松本歯科大学があり、八重桜が咲くと(4月下旬でしょうか)見事です。桜の開花、松本城が8日ころと言われています。

投稿: のぎく | 2006年4月 5日 (水) 20時14分

こんにちは。昨日は当方のブログへのご来訪&コメントをありがとうございました。「桜」の語源、とっても勉強になりました!前記事の千鳥ヶ渕の桜…好きな歌の舞台だったことを最近知りましたので、写真に出会えて嬉しいです。「嶋・島」の成り立ちもおもしろいですね。他の記事も少し読ませていただいて、興味深いテーマがいろいろありました。また寄せていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: えむ | 2006年4月 6日 (木) 08時07分

のぎくさん、こんにちは
私も今は神奈川ですが、若い頃は都内に。主に多摩ですが。
息子が二年ほど前に、松本で仕事していました。
1年で、今は戻ってきていますが、その一年は楽しかったです。
毎月遊びに行って、信州に浸っていました。良い別荘ができたと思って。
またいつか再開されると期待しているのですが。もう少し先になりそうです。

投稿: い | 2006年4月 6日 (木) 08時39分

えむさん こんにちは
おなじ神奈川ですが、横浜を挟んで反対側のようですね。
興味のあることが同じものが多いようで、出会いが嬉しいです。
私もまたお邪魔したいと思います。よろしくね。

投稿: い | 2006年4月 6日 (木) 08時41分

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