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2006年4月13日 (木)

飛んだ?お守り

この旅ではこんなこともあった。

病気と闘っているかわいい姪っ子がいる。
夫はいつも彼女にお守りを買う。
石山寺で買ったそれを私のリュックに入れた。
大事に、くしゃくしゃにならないように
御朱印帳のカバーに挟んで。

宿に着いて
私も大事なものだから、と
たくさんのパンフレットから離して
御朱印帳のカバーの上に載せて棚の上に置いた。

お風呂から出てふと見たらお守りがない。
「もうきちんとしまったのかな。」そう思った。
次の日、宿を立つとき聞いてみたら夫は「さわってない。」という。

「おかしい」「そこにこうしてちゃんと置いたのに。」
私は確かにそこに置いた自信があった。しかし「無い。」
入れていたリュックは逆さにして探した。ゴミ箱まで探したが「無い!」のだ。

夫はお守りが無くなったと言うことで大変しょげてしまい、
無口になり、団体行動?もままならず・・・
息子たちが「じゃあ今日もっといっぱいお守り買えばいいよ。」と慰めても
「そんなんじゃダメだ!」と拒絶。
親子逆転である。

気持ちは分かる、
しかし、しかしだ。
お守りがどうにかなったら、もうダメだ、なんて思ったらダメでしょ。
そんなら危なくて、お守りは買えない。
お守りは何か必要があって出かけていったのだ。
きっと彼女が精神的に少し落ち込んでるから先に彼女を守りに行ったのだ。

隣の座席で無口になり自分の世界に入っている夫を無視しながら
私は思う。
こういう状態になったときこそ前向きに考えなくちゃ。
お守りは良い方に働いてくれるはず。だから買うんです。
お守りが身代わりになる、というなら
これからも100個でも1000個でも買いましょうぞ。

家に帰って別のバッグを開けてみたら
そこにすとんと入っていた。

私は思う。
お守りは飛んでいって彼女の役に立って、
また飛んで戻ってきた。ちょっと戻るバッグを間違えたけどね。」


そして、私以外の家族は思っている。
「お母さんが・・・」          (ふーんだ!)

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コメント

ああ、良い話。サンディさんの家族のそれぞれの表情までわかる気がして、ほっこりしました。

投稿: つっさん | 2006年4月13日 (木) 11時51分

全くねえ。いつもこんなおっちょこちょいです。
でも確かに棚に置いたのよ、私は。不思議です。

投稿: い | 2006年4月13日 (木) 15時30分

桜も見ごろのようで満足したことでしょう。ご主人思いやりのある優しい方ですね。お守りの効果ありますように。

投稿: nogiku1 | 2006年4月13日 (木) 16時49分

こんにちは、のぎくさん
お元気ですか。
若いママさんなのでみんなで祈って応援しています。
松本の「光城山」でしたっけ。今頃見頃でしょうか。

投稿: い | 2006年4月13日 (木) 17時17分

あはは
私もサンディさん以外のご家族と同じ反応を示してしまいました。
「サンディさんが・・・」
でも、姪御さんにとっては、皆さんの愛情が一番のお守りのような気がしました。

投稿: ぼんばー | 2006年4月15日 (土) 01時04分

ぼんばーさん こんにちは
なるほどね。「ぼん・ばー」でありますね。
何をおっしゃる・・・お守りは「飛んだ」のですよ。

投稿: い | 2006年4月15日 (土) 09時40分

こういう文章に仕上げるサンディさんの感性は素晴らしいと思います。

まとめ読みしたるみたいですね、私。
こんな前の記事にコメントしたりして。すみません。

投稿: robita | 2006年4月17日 (月) 11時34分

こんにちは、ろびさん
「文章に仕上げる」も何も。「実際のこと」を勢いで書いているだけです。
コメント頂くと嬉しいもんですね。ありがとうございます。
私もロビさんのところせっせとクリックしておりますです。
これからもよろしくね。

投稿: い | 2006年4月17日 (月) 13時52分

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