« 小さなひな祭り | トップページ | 夢のお告げ »

2006年3月 4日 (土)

『クリスマス・プレゼント』ジェフリー・ディーヴァー

ディーヴァーの短編集。文春文庫2005,12月
スーパーモデルが選んだ究極のストーカー撃退法、オタク少年の逆襲譚、未亡人と詐欺師の騙しあい、釣り好きのエリートの秘密の釣果、有閑マダム相手の精神分析医の野望など、ディーヴァー度が凝縮されたミステリ16作品。リンカーン・ライムとアメリア・サックスが登場する「クリスマス・プレゼント」は書き下ろし。「BOOK」データベースより

邦題は「クリスマス・プレゼント」だが、原題は「Twisted」、帯には「どんでん返し16連発」と有るらしい。
短編なのでライムシリーズなどのような内容をじっくり味わうというわけにはいかないが、
最初の一編からどんでん返しで先が思いやられる。
それぞれの作品にひねり、どんでん返しがはめ込まれている。
読み手も次第になれてきて筆者の先周りをしようと思いつつ読み進む。
しかしそれさえも彼は裏切ってくれる。
それぞれ面白かったが、中でも「三角関係」は私の意表をついた。
短編の構成のなかでだまされた。
また「ノクターン」はちょっといい話。
「クリスマス・プレゼント」は書き下ろしのライムシリーズ。始め「なーんだ?」と思わせ、
しかしそのままでは終わらせない。

短編なれど16編、小気味よく、これでもかという具合に流れ込んでくる。
流れに乗って早く読めた。
小道具?として「ガラガラヘビ」も何度か登場。彼が実際に見たんでしょうね。
これらの作品に肉付けをすればそれぞれ立派な映画になりそう。

まえがき」が良かった。共感するところもあり、ほほえましく思うところもあり、彼を身近に感じられた。そのころからの短編への思い、彼の少年時代からの歴史を面白く読んだ。
中学の時から作文の課題には短編小説を書いて出していたという。
たくさんのプロットはそのころからのものだろうか。

しかしよく思いつくものだ。
次回長編作にも期待。

映画「エリン・ブロコビッチ」2000年アメリカ 
監督:スティーブン・ソダーバーグ
出演:ジュリア・ロバーツ/アツバート・フィニー/アーロン・エッカート
「3人の子供を育てるために必死なエリン。交通事故のときの弁護士事務所に何とか入り込むが派手なスタイルと口ぶりで周りの女性にはなかなか受け入れられない。
 ある工場の廃棄物事件を担当することになったエリンは住民の苦悩を聞くにつけ、次第に仕事にのめりこみ人々の心を得ていく。巨大企業から史上最高の和解金額を勝ち取った女性の実際にあった奮闘記。」

テレビでやっていたのでまた見てしまった。
実際にあった話らしい。
本物のエリンもバーガーショップの店員で出演。
ジュリアロバーツ好演。観たあとにすかっとする映画。目的に向かって突き進むパワーあふれる姿はすごい。

クリスマス・プレゼント クリスマス・プレゼント

著者:ジェフリー ディーヴァー
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

« 小さなひな祭り | トップページ | 夢のお告げ »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『クリスマス・プレゼント』ジェフリー・ディーヴァー:

« 小さなひな祭り | トップページ | 夢のお告げ »