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2006年1月10日 (火)

『ダ・ヴィンチ・コード』ダン・ブラウン

2004年5月、角川書店、上下巻 

「キリスト教の根幹を揺るがし、ヨーロッパの歴史を塗り替えた巨大な謎の奔流…世紀の大問題作」とある。もう出遅れた感のあるヒット作。  

ルーブル美術館の展示室から話は始まる。キリスト教に興味のある人が興味あるのかは分からないが、私にとっては様々な知識を与えてくれる本であった。
もちろん本来の謎解き、ミステリでもある。こんな題材を暖めていたのはすごいと思う。 最初に「この小説における芸術作品、建築物、文書、秘密儀式に関する記述は、すべて事実に基づいている。」とあるが、それがどこまで本当なのかも分からないほどの宗教音痴。
すべてがミステリのためなのかとまで思ってしまう。
美術、宗教、歴史を含めた謎解きと問題点を述べるのがメインで人物描写はほとんど深められてはいない。
しかし事件の起こる舞台を想像しているだけでなかなか楽しい。短期間の話なのでハードカバー二冊もスピード感を持って読めるのだろう。時々この忙しいときに、早く逃げないと、考えないと、と思うところで長々と知識を語り合い、意見を交換する。
彼はそう言う題材を語りたかった。
ラストは仕方ないか、と思わせるいってみれば拍子抜け。だってもし真実なら世界の力が変わってしまう。

 とにかく、世界中でベストセラーになる、ということは万人に受けるのか、関心事なのか。 おそらくその両方で、読みやすいハリウッド的エンタテイメント性も感じた。
映像化され、5月に世界同時公開という話なので、さぞや楽しめるものになるでしょう。
フランスイギリスの名所を巡り、名画を見るのですから。
また箱根細工のような「クリプテックス」などの小物の自分の想像力と映像との競争もまた楽しい。☆4っつかな。読後感からいうと3.8?

「最後の晩餐」も「モナリザ」も、しかとこの目でみた、はずの私。(フランスの旅

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