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2005年11月24日 (木)

「グランド・アヴェニュー」ジョイ・フィールディング

グランドアヴェニュー文春文庫グランドアヴェニューに住む4人の主婦の物語。
子供を通じて知り合いになった仲良し、母親なら誰でも経験がある話。それぞれの家庭には当然ながら異なった空間があり、事情もある。
人それぞれに思いがあり、悩みになり、願いがある。
思うようにいかないし、見えたままが実際でもない。
そこで事件が起きる。ミステリでもあるが母と娘の物語である。(しかし浮気が多すぎない?みんなそんななの?)
母を求めつつ反抗する娘、悩む母。
ずっと母に捨てられたと思って育った娘が母になり、母を拒絶して育った娘もいる。
そして母と一体になって育った娘は…
いろいろ事情もあり、性格もあり、なかなかうまくはいかない。
しかしみんな母親を求めてる。
いくつになっても。
私だったらこんな時どうするだろうか。家族はどうなるだろうか。そう思いつつ読んだ。
「お母さんはあなたを誇りにしてた。」
「どうして?誇りに思われることなんて、何にもないのに。」
だって、娘ですもの
「それだけ、それだけでいいんですか?」
「ええ、そうよ。」
それで充分なの。」
母子の切ない関係、母と娘の「愛憎」というには大きすぎる愛。

いくつになっても親は親、子は子、に変わりはない、ってこと。
そして私には母があり、私は母でもある。

ジョイ・フィールディングの本でこれは読んでいなかったが、4人の女性の描写という点でもなかなか読み応えがあった。
また構成もうまくできていて、その先、その先と読ませる。
570ページを一気に一日半で読んでしまった。家事もほっぽり出して。
つけたばかりのブックカバーはぴかぴか光ってる。
わかりやすい分、早く読んだせいか、逆に「死との抱擁」のじっくりした良さもしみてきた。家族の愛、という点では同じ題材。

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グランド・アヴェニュー 文春文庫ジョイ フィールディング (著) トラックバック、ありがとう。(う?) アマゾン、私も何にしようかなあと迷いました。 今のところ文学・評論にしています。 いろいろ変えてみましょうね。サンディさんと重ならない 方が良いよね。どっちも見るから。 [続きを読む]

受信: 2005年12月 6日 (火) 00時37分

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