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2005年11月13日 (日)

「ユリばあちゃんの岬」NHK

昨日見たドキュメンタリー。
厳しくも豊かな自然の中で生き生きと暮らす80にもなろうとするおばあちゃんの生き様。ちょうど信州から帰った息子と見入った。
感想は「すごいね。」だった。
道もなく、険しい断崖が続く知床半島の先端部には、“番屋”と呼ばれる漁師たちの作業小屋がある。その数、およそ20軒。毎年、春から秋までの間、漁師たちは、番屋に移り住み、豊かな海の恵みを授かって生活している。」 
そこに30年以上前から毎年移り住み、たった一人で寝泊まりしながらコンブ漁を行っているユリさん。隣の番屋は4キロも道無き道を越えていかねばならない。 
昆布拾いをするユリさん強い波が来ると困った顔をするのではない。そのあとに海岸には、ちぎれたコンブがたくさん打ち上げられる。
だからユリさんの顔は輝く。毎日コンブを拾い、玉砂利の上で乾かす。乾かしたとたんに雨が降ると使い物にならなくなる。がっかりする顔。
自然と自然に生きている。 
番屋には、水道も電気も電話もないので、沢の清水を引き、海鳥が追い立て浜に打ち上がったイワシで食事を作る。
そして、流木を燃やして五右衛門風呂を沸かし、ランプの灯りで夜を過ごす。
嵐や凶暴なヒグマにも出会う。
「見ちゃったものは仕方ねぇ。」
流木に座って、30メートル先を行くクマを淡々と見ている。
必死に吠えて守ろうとする犬の「ボク」と「クロ」これがまたかわいい、いじらしい。
前にクマにおそわれたときに守ろうとした犬が殺されたとか。  

どんなに便利な都会の生活よりも知床の番屋暮らしが一番だという。
「ここに一人で暮らしていると、自分は生きているんだと思う」。
大好きな岬に座ると大きな海、きれいな草原、咲き乱れる花。行き交う鹿。
「ここに来ると自然がいっぱいだ。何でもある。友達なんかいらない。」
強い人だ。いや、ほんとにそう思っているのだ。
知床のチングルマ(写真が無かったので知床センターからもらってきた) 
知床の大自然は、79歳の女性に、みずみずしい“生きる実感”を与えている。 

「“地の果て”知床岬の番屋に、たった一人で過ごす、藤本ユリさんの春から秋までの4ヶ月を通して、知床の大自然の魅力を伝える。」(NHK)

えぞしか秋になると孫達が迎えにくる。
小舟3艘分の昆布は一年分の暮らし代になるとか。
小舟にはクロの新しく生まれた子供3匹もともに乗る。新しい命、これまたかわいい。
「来年も来る。」そういったユリさんの顔が印象的。 きれいな海から昇る朝日、沈む夕日その色の鮮やかさ。大きさ。
ユリさんは自分の生きたい様に生きているその強さに敬服し、そうできることにうらやましさも感じた。
どうやって生きるか。自分が好きなようにいきられたらそれが一番。すべてではなくても一部分でも好きな空間時間仲間があったら。

結局人それぞれ自分の生き様なんだよね。納得できたら良いなあ。それには足腰が元気じゃないと、と痛感した。
知床は好きで今まで3回、山から海から、キャンプもした。
妹と二人で学生時代、夫と二人で新婚時代、家族5人キャンプで大周遊旅行。
北海道には併せて一ヶ月以上行ったことになる。ふー。
思い出があふれてきた。またいつか行けたらいいな。

話はがばっと変わって おいなりさん大好きなおいなりさんをつくって、ほとんど一人で食べた。みんなも好きだけど、寝てるから。
残ってたのは食べちゃった。
起きてきた夫が「ない!」とさけぶ。
「遅かったね。今食べちゃった。」
昨日今日で8個は食べたな。

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コメント

ああおいなりさん。子供のときから大好きでいくらでも
食べられます。
お揚げの味付けが難しいですね。
中には何を入れるのかしら。
こちらは、ごぼうのささがきと人参。あとはオノミ。(麻の実)

投稿: tsussan | 2005年11月13日 (日) 15時20分

やっぱり好き?ライバルね。味付けはそのときの気分、
時間がないと焦がすことも多いです。
私は普通は白ごまをたくさん入れるだけです。
時々混ぜご飯にします。
「おのみ」って初めて聞きました。どんな味かな。

投稿: itti5 | 2005年11月13日 (日) 15時26分

味は無いです。ぷちぷち感が良いのかな。
ごまを大きくしたような。
でも最近はなかなか手に入らないようです。
なにしろ麻の実なので、いろいろ問題。
子供の頃、テーブルの上のお皿に盛ってあったいなりずしを
通りかかる度に一つ失敬した記憶がありまする。

投稿: tsussan | 2005年11月13日 (日) 18時21分

今年の夏、お盆休みで知床の岬に行ったとき、たまたま立ち寄ったのが藤本さんの番屋でした。一晩泊めていただき、前浜のカラフトマスで作ったちゃんちゃん焼きをご馳走になりました。みさきとくろすという2匹の犬と暮らしており、みさきは崖でもう一緒に来られなくなるまで、我々を見送ってくれました。

投稿: 南 | 2012年8月15日 (水) 11時40分

南さん こんにちは
ユリばあちゃんはお元気のようですね。
お元気なのですね。

たまたま、って
ご親戚ですか?

舟で行ったのですか?(質問ばかり)
泊まれるようにしたわけではなさそうですし。

お隣に行くにも
何時間もかかると言ってましたね。

とにかく
お元気な様子がわかって
私もうれしかった。
教えてくれてありがとう。

自然の中で生きるって
人もますます健康にしてくれるのですね。すばらしい!

投稿: いち | 2012年8月15日 (水) 18時43分

知床の海岸を歩いて岬まで行く途中でたまたま立ち寄ったのが藤本さんの番屋でした。前日までNHKが取材に来ていたらしいので、また番組が放送されるのかもしれません。
自分が行ったときは、すぐ横の藪から大きなクマが出てびっくりしました。みさきという犬は、クマの気配を感じると藪に向かって吠えます。クマ探知機みたいなものですね。

投稿: minami | 2012年8月17日 (金) 08時23分

minamiさん
コメントありがとうございます。
海岸を歩いて!?
すごいですね。

熊も出た!?
キャンプした時
熊が出ると聞いて、山の上からテントごと駆け下りてきた人を見ました。ワイルド、ですねぇ。
その前、行ったときは舟と競争するイルカを見ました。

またNHKで放送されるのでしょうか。
期待して待ちましょう。
教えていただき、ありがとうございました。

投稿: いち | 2012年8月17日 (金) 18時07分

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